こんにちは!
今回は漫画の紹介です。
僕が特に気に入ってる「足摺り水族館」です。
読む非日常と感じる日常
この漫画は本屋で見て一目ぼれして表紙買いしてしまいました。
とにかく雰囲気が独特なんです。
話のモチーフは「散歩」や「お使い」や「道に迷う」など日常のワンシーンから始まります。
そこから少しずつ非日常的のような夢のような世界に入っていくのです。
その感覚が何とも言えない気持ちよさなんです。
例えば次の画像は単行本に収録されている「完全商店街」という話のページです。
足摺り水族館より 完全商店街 panpanya
完全商店街 あらすじ
お使いを頼まれて街に出てみると、リストの中に読めない文字で何かが書かれている。誰に聞いても何なのかわからない。そんな時、何でも売っている商店街がある噂を聞く。とにかくそこに向かってみよう。
こんな話なんですが、普通の街並みから少しずつ画像のような感じの街並みに迷いこんでゆく感覚が他では味わえない何とも言えない魅力を感じます。
読んでる話は非日常なのに、日常の感覚を感じているような感覚がこの正体だと考えています。
世界
キャラクターの描き方も、鉛筆のようなタッチ、ペンのようなタッチ、背景含めて筆のようなタッチと読んでいて飽きることがありません。
足摺り水族館より マシン時代の動物たち panpanya
例えば、この「マシン時代の動物たち」のワンシーンです。右下のコマでは、筆のようなタッチで夜の街並みを光で表現しています。
収録されている話ごとに少しずつ違った表現をしていて、同じ世界を違う世界だと定義されているような感覚です。
panpanya
この「panpanya」先生の単行本は同人誌を除けば全て買っていますが、「足摺り水族館」が読み返した回数が一番多いですね。
もちろんほかの単行本もおすすめです。しかし、一番「panpanya」としての濃度が高いこの「足摺り水族館」を最初に読むことを強くお勧めします。
まとめ
今回は「panpanya」先生の「足摺り水族館」を紹介しました。
簡単にまとめるとこんな感じです。
①読む非日常
②いくつもの世界を感じることができる表現力
③にもかかわらずどこか懐かしいような日常を感じる
もしこの作品を気に入っていただけたら、他の「panpanya」作品も読んでみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
ではまた!
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